田中美里さん 主演・升毅さんと 21 年ぶりの共演を語る!!

本作で透子役を演じた田中美里さんのインタビューが到着!

主人公・善次を演じた升毅さんとは舞台「浪人街」(2004)以来、21 年ぶりの共演となる田中さん。
升さんや美晴を演じる日髙さんへの印象や、お気に入りのシーン、田中さん自身が大切にしている言葉などを語っていただきました。

1月25日(土)には公開を記念して、YEBISU GARDEN CINEMAにて、舞台挨拶付き上映を開催!
チケットは18日0:00より発売開始です!
https://www.unitedcinemas.jp/ygc/daily.php?date=2025-01-25#calendarScroll

田中さんが 「きっと皆さんも登場人物の誰かに自分を重ねられるような気がするので、そういったところを見ていただけたら嬉しいです」」と語る本作を、ぜひ劇場でご覧ください!

〈インタビューの様子〉

 本作は、喧嘩別れをしたまま息子・光雄を亡くし、後悔に苛まれる父の善次(升毅)の元に、光雄の妻・透子が二人の娘 を連れ、突然訪れてくることから物語が始まる。田中が演じた透子は、朗らかな性格ながらも娘を守ることに必死な母親という役どころだ。

田中と主人公・善次を演じた升毅は舞台「浪人街」(2004)以来、21 年ぶりの共演となるが、田中は升について「20 代の頃に舞台でご一緒したことがあり、すごくエネルギッシュな印象がすごく残っていました。月日を経て私も結 構大人になってまた共演させていただけたのですが、升さんが演じる善次は善次そのものにしか見えなくて、初めて作品 を見た際に『升さんのような深みのある演技を、私はあと何年経たらできるんでしょうか』とお伝えしたほどでした。 “そこに そのまま存在する”というのは役者としてとても難しいことだと思うのですが、ただ座っていたり、ただ見つめているシーンが 本当に善次さんそのものでした」と升の演技にいたく感銘を受けたことを明かした。

また、透子の娘の美晴は、聴覚過敏のある自閉症を持っており、透子は美晴に対してつい過保護になってしまうのだが、美晴を演じた日高麻鈴については、「すごく難しい役柄だったと思うのですが、細部まですごく研究をされていて、そし てすごくまっすぐに演じてくださっていました。美晴を見守る母親として、本当に心配になってしまったり、美晴が自分の手 を離れられるように頑張ろうという気持ちを自然と持てるような演技をしていただいたので、すごく感謝をしています」とコメント。

透子が美晴とその妹の凛に夫が遺した絵本を読むシーンは、作中でも印象的で母親・透子の温かさがたっぷりと感じられるシーンであるが、田中にとってもお気に入りのシーンであると語った。

本作は“言葉を紡ぐこと”を大切に描いた作品だが、田中自身が大切にしている言葉は、デビュー以来変わらず「丸と書いて“まる”」という言葉だという。「あまり角のあるものは得意ではなくて、丸くて柔らかい人間関係や話し方、接し方ができれば良いなと思っていて、好きな言葉です」と田中の人柄がわかるような理由と合わせて語っていた。

本作はいよいよ来週・24 日(金)から公開となるが、公開に向けて「家族は色々な形があって色々な悩みや関係を抱えていたりすると思います。本作はそういったものがぎゅっと詰まった作品になっていると思います。きっと皆さんも登場人物の誰かに自分を重ねられるような気がするので、そういったところを見ていただけたら嬉しいです」と、たくさんの方々に見ていただけたらと、メッセージを寄せた。